歯のコラム

矯正治療例③ ~小児矯正治療~

2023.11.24

矯正治療例の紹介です。
院長が行った小児矯正治療(Ⅰ期治療)をした症例です。

前歯部叢生症例 10歳女児

『前歯のがたがたを改善したい』という主訴でした。

上顎に急速拡大装置を使用し、上顎歯列幅径の骨格的な拡大、下顎に拡大床装置を使用し下顎歯列幅径の拡大を行いました。
そして上顎前歯部ワイヤー矯正治療により叢生を改善しました。現在、床装置により保定を行っています。
成長観察終了後により良いかみ合わせの獲得のため、患者様および保護者にⅡ期矯正治療(ブラケット ワイヤー矯正)を提案する予定です。

当院では小児の矯正治療にも積極的に取り組んでおります。いつでもご相談ください!

症例の概要

診断:前歯部叢生、側切歯反対咬合
年齢:10歳 治療期間:1年6か月
治療に用いた装置:
上顎 急速拡大装置 2×4セクショナルアーチ装置
下顎 拡大床装置
治療費:¥330,000 月ごとの調整料¥5,500は別
リスクと副作用:虫歯、歯根吸収

今回、上あごには固定式の急速拡大装置およびブラケット装置を使用しましたので、食べ物の磨き残しが増え、また、歯が磨きにくくなるため、虫歯が生じるリスクが高くなります。また、歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。