歯のコラム

矯正中の歯磨きのコツとおすすめアイテム

2026.04.27

矯正装置を装着している期間は、歯並びが整うための大切な時間であると同時に、虫歯や歯周病のリスクが高まる期間でもあります。

装置周りは汚れが残りやすく、磨き残しが矯正の進行や仕上がりに影響を与えることもあります。「どう磨くか」「何を使うと良いか」を解説します。

1.歯の磨き方ポイント

装置が付いている状態では、「普通に磨くだけ」では不十分。磨き残しやトラブルを減ら必要があります。

・磨く頻度
装置が付いていると、食べかす・プラークが装置の隙間・ワイヤー下・ブラケット周辺にたまりやすくなります。そのため、多くの矯正歯科では「毎食後の歯磨き」「1日3回以上の歯磨き」を推奨しています。

・歯ブラシの角度と動かし方
ブラケットの上・下・ワイヤーの下など、複数の“方向”から磨くことが重要です。例えば歯ブラシを45度に傾けてワイヤーに沿わせる、装置の下へ毛先を通すなどが有効です。

・磨く順番・持ち方
「鉛筆持ち」で歯ブラシを握ると、力が入りすぎず、細かな動きがしやすいと言われています。歯を1本ずつを丁寧に、小刻みに動かす磨き方を意識すると、装置周辺の汚れが落ちやすい。

・補助器具の併用
通常の歯ブラシでは届きにくい「ワイヤー下」「歯と歯茎の境目」「歯間」「装置裏側」などには、タフトブラシ・歯間ブラシ・フロス・染め出し液などを併用することをお勧めします。

・仕上げとうがい・チェックも忘れず
磨いたあとは、丁寧なうがいや口ゆすぎで食べカスを流します。“染め出し”で磨き残しを確認すれば、磨きの改善にもつながります。

2.おすすめの歯磨きアイテム

矯正中は、装置に優しく、隙間に届きやすいケア用品を選び、“磨き残しゼロ”をめざしましょう。

おすすめのアイテムは、

・矯正用歯ブラシ

矯正装置まわりに対応したヘッドの小さく、装置の隙間に毛先が届きやすく設計された歯ブラシ。

・歯間ブラシ

装置ワイヤー下や歯間ケアにも適しています。また、細かい箇所の清掃に優れているため、お子様や装置初期にもおすすめです。

・超細タイプのインターデンタルブラシ

特に磨き残しが心配な方に最適です。

・電動歯ブラシ

手磨きが難しい・時間をかけにくい方には、矯正対応の電動歯ブラシがおすすめです。

3.ワンポイントアドバイス

・毎回「装置まわりを0.5 分多めに磨く」「裏側を意識して磨く」と、磨き残しがどんどん減ります。

・外出時には、「携帯用歯ブラシ+小さめ歯間ブラシ」を持参すると安心です。

・定期検診の時に「磨き残し染め出し」をしてもらうと、自分の癖が分かり、歯の磨き方の改善につながります。

・装置を外した後も、「着装中の歯磨き」を続けると、歯のケア力が上がり健康づくりにも直結します。

まとめ

矯正中の歯磨きは少し手間が増えるかもしれませんが、「磨き方」と「適切な道具」選びを意識することで、虫歯・歯周病・治療の遅れ・装置トラブルを減らせます。

装置まわりを丁寧に、隙間をきっちり、補助器具を上手に活用して、安心して治療を進めましょう。