歯が抜ける時期と矯正の関係 乳歯から永久歯まで
2026.05.29

お子様子の歯並びを考えるうえで、乳歯が抜ける時期 と 永久歯の生えかわりはとても大切なポイントです。
生え変わりのタイミングによって、矯正の開始時期や治療方針が変わることもあるため、治療の流れを理解しておくことが安心につながります。この時期の特徴とポイントを解説します。
1.乳歯と永久歯の違い
乳歯(20本)
・生後6か月頃から生え始める
・3歳頃に生え揃う
・永久歯が育つスペースを確保
・噛む・話す練習の役割も担う
永久歯(28〜32本)
・だいたい6歳頃から生え始める
・中高生の頃にほぼ生え揃う
・1本1本が大きく、長く使う歯なので位置や向きが特に重要
2.歯が抜ける時期の目安(乳歯→永久歯)
乳歯が抜ける時期
前歯(上下):6~8歳
側切歯(上下):7~9歳
犬歯(上下):9~12歳
奥歯(第一乳臼歯):9~11歳
奥歯(第二乳臼歯):10~12歳
第一大臼歯(6歳臼歯):抜けない
第二大臼歯:抜けない
親知らず:個人差が大きい
永久歯が生える時期
前歯(上下):6~9歳
側切歯(上下):7~9歳
犬歯(上下):9~12歳
奥歯(第一乳臼歯):10~12歳
奥歯(第二乳臼歯):11~13歳
第一大臼歯(6歳臼歯):6歳頃に生える
第二大臼歯:12歳頃
親知らず:17~25歳頃
お子様子によって、多少の前後はあるものので、半年〜1年程度のズレは珍しくありません。
3.生え変わりと矯正治療の深い関係
(1)スペース不足が早期にわかる
乳歯が抜ける前の段階でも、
・顎が小さい
・永久歯が明らかに入り切らない
・ガタガタになりそう
といったサインを読み取れます。
そのような場合は、1期治療(混合歯列期矯正)でスペース確保や顎の調整が可能です。
(2)早すぎる乳歯の喪失は注意が必要
虫歯や転倒などで乳歯が早く抜けると、
・隣の歯が倒れてくる
・永久歯が正しい場所に生えることができない
・将来の歯並びが悪化するリスクになることも
必要に応じて「保隙装置」を使ってスペースを守ることができます。
(3)永久歯の生える方向に問題がある場合
前歯や犬歯が斜め・横向きに生えてくることもあります。
レントゲンで確認し、装置で誘導することで適切な位置に生えやすくなります。
(4)永久歯が生えそろう前が治療のチャンス
混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざる時期)は、顎が成長しているため調整がしやすい時期です。
このタイミングで
・出っ歯
・受け口
・開咬(前歯が噛み合わない)
・ガタガタ
などを改善させることができます。
4.矯正の開始時期は「歯が抜ける時期だけ」で決まらない
多くの方は「何歳から矯正すべきか?」と質問されます。
しかし実際は、
・顎の成長
・癖(口呼吸・舌癖・指しゃぶり)
・噛み合わせ
・永久歯の大きさと位置
・乳歯が早く抜けたかどうか
など、複数の要素から総合的に判断する必要があります。
生え変わりの時期は“あくまで目安”です。
気になる場合は早めのチェック、ご相談が安心です。
5.保護者様に見ておいていただきたいサイン
・前歯がガタガタ
・噛んだときに前歯が閉じない(開咬)
・口呼吸している
・顎が小さく見える
・永久歯が生えるスペースがなさそう
・受け口に見える
これらはのサインが見られる場合は、早期医療介入が効果的なことが多い。
まとめ
歯が抜ける時期と永久歯の生え変わりの時期は、矯正治療のタ最適な開始時期に大きく関係します。特に混合歯列期は、顎の成長を利用できる貴重なタイミングです。
将来の歯並びを大きく左右するため、気になる点があれば早めにお子様のご様子、心配事をご相談ください。適切な矯正治療のタイミングを見つけることができます。












